バスケットのチームを結成して充実した練習が行えるようになったら、自分たちの実力を試したくなってきますよね。大会に出たいなぁ、と思うこともあるかもしれません。でも、大会に出るとなると相手のレベルもそれなりに高くなりますし、テーブル・オフィシャルズを担当する必要もあります。
初心者やブランクのある人には少々ハードルが高いかも知れません。本日はそんな皆さんに練習試合を組むための手がかりをお伝えしましょう。
まずはご縁
練習試合は基本的には人と人とのつながりで行われます。部活でも、顧問の先生が築き上げてきた様々なつながりの蓄積の上で、練習試合は組まれています。大事な生徒さんのことを考えたらトラブルなどがあっては困りますからね。
大学や社会人のチームも同様で、同じ大学内のバスケサークル同士で交流があったり、他大学バスケサークルに高校時代のチームメイトがいたり、といった人のつながりが基本となっています。そうやって試合を重ねていくうちに友人・知人が増え、そこからさらにバスケ仲間を紹介されて、という感じで多くの人がバスケを楽しんでいるわけです。
新しくバスケットボールを始められた方、ブランクのある方は、その大きな輪の中に入っていないので、練習試合の相手や、場合によってはプレーの場を求めて色々と苦労されているのではないでしょうか。
そういった方々にまず試していただきたいのが、いま繋がりのある友人・知人や学生時代の友達でバスケをしている人や過去にしていた人はいないか頭の中で思い浮かべてみることです。もし少しでもいれば多少疎遠になっていたとしても相談を持ちかけてみてはどうでしょう。その人がいままさに練習試合の相手を求めているかも知れませんし、もしその人がバスケから離れていたとしても、知人を紹介してくれるかもしれません。リアルな友人関係が一番頼りになります。
ご縁を作り出すには
では、そういった機会のない方は、いまから新しくご縁を作り出していくことになります。その方法を4つほど紹介しましょう。
①公民館などで相談する
もし公民館などを練習場所として利用するのであれば、その際に事情を説明してバスケチームがサークルとして登録されていないか窓口で問い合わせてみるのも一つの手です。場合によっては紹介してくれるかもしれません。実際に紹介されてもレベルが合わなかったり、内輪で楽しむためのサークルなので、と丁重に断られたりするかもしれませんが、運が良ければご縁ができるかもしれませんよ。
②ネットの掲示板を利用する
ネットには様々な掲示板があり、バスケのサークル募集・練習試合相手募集ができるようになっています。このようなサイトで相手が見つかるかもしれませんし、もし見つからない場合は自分から積極的に書き込んで情報発信していくといいかもしれませんね。
③自分でホームページを立ち上げる
もしも、サークルのメンバー内にWebに詳しい人がいるのであれば、自分たちのサークルのメンバー募集も兼ねてHPを立ち上げて練習相手を募集してみるのも一つの手です。
④レベル別に運営している有料の大会にエントリーしてみる
様々なレベルの試合をマッチングしてくれるサイトが最近できているようです。ただ、参加費がそれなりにかかってしまいます。試合をするためなら少々費用がかかっても構わない!という方はエントリーしてみるのも一つの手ですよ。
他にも、バスケットを観戦するのが好きな方であればBリーグのチームが力を入れているファンのための交流イベントに参加してみたり、バスケットボールクリニックに参加してみたりすると、知り合いを作ることができるかもしれませんね。
練習試合の注意点
さて、練習試合をするにあたって注意点をいくつか。まず相手とレベルが一致しているかを確認しましょう。男女はもちろんのこと、平均的な年齢層、経験者はどの程度いるのかなどを伝えておかないと、点差が開きすぎてしまって楽しむことができなくなってしまいます。練習試合によって自分たちのレベルを確認するという側面もあるので、実際にやってみないとわからないこともあるとは思いますが、20代の経験者チームと30代の初心者では試合になりません。事前にレベルをすりあわせておきましょう。
他のチームと試合をするにあたっては、できればサークルの中に審判ができる人がいるのが望ましいですね。試合はセルフジャッジでも成立しますが、チームの中にトラベリングやファールと言った基本的なジャッジができる人がいないと、練習の中で正しいルールに沿ったプレーができているのか誰も指摘できるひとがいないことになります。上手い下手はさておき、相手チームの人に「何度もファールされて危ないなぁ…」とか「毎回トラベリングしているよね…」と思われてしまうと次の機会をフイにしてしまうかもしれません。
楽しいバスケットライフを!
練習試合をした相手とは、その場限りではなく、今後も永いおつきあいができるようにしたいものです。仮にレベルが合わなかったとしても、別のチームを紹介してもらえたり、場合によっては合同練習のような形でバスケを一緒に楽しむ機会があるかもしれません。
バスケに限らず人との繋がりを築き上げるのは、とても地道なことの積み重ねになります。小さな繋がりを積み重ねていくうちに、素晴らしい仲間を見つけることができるかもしれません。皆さんの周囲に素敵なバスケットの輪が広がってゆくことを心より願っています。