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レイカーズの黄金のユニフォーム | 前編
デザインの変遷
この紫とゴールドの補色によるデザインはいまに至るまで大きな変更は行われていません。胸に紫色でチーム名のLAKERSが大きく書かれ、選手番号は白に紫の縁取り、影が付くような縁取りが特徴的です。アクセントとして紫がベルトラインに入っています。
80年代には選手番号だけ白から紫へと変更。紫に白の縁取りになります。チーム名と番号の色を統一させたのですね。
コービーとシャックのコンビでファイナルを制覇した1999–2000シーズンから白い文字に紫の縁取りに戻ります。ただ、かつてのユニフォームに見られた影付きの縁取りは採用されませんでした。このときからサイドに入っていたストライプがバスケットパンツだけでなく上下に入るようになっています。
近年は日曜日のホームでの試合だけ白いユニフォームを着たり、サードユニフォームとして黒をベースにしたユニフォームを着たりしていますが、やはりレイカーズにはゴールドと紫がよく似合います。
バスケが大好きなオバマ大統領にプレゼントするのもやはりホームのゴールドのユニフォーム。
バスケットコートを彩る黄金
ロサンゼルスでの栄光の日々は黄金に彩られていました。マジック・ジョンソンの鮮やかなパスさばき。
シャキール・オニールの豪快なプレーの数々。
コービー・ブライアントの驚異的な跳躍力から放たれるダンクシュート。
いつも満員になるアリーナで観客が目にしたのはこのゴールドのユニフォームでした。
コービーが60得点を上げた引退試合もこのデザインのユニフォームを身に纏っていました。
復活の兆しを見せるレイカーズ
レイカーズには栄光が良く似合います。今年はヘッドコーチもルーク・ウォルトンに交代、心機一転して再浮上を計っています。
彼もまたゴールドのユニフォームをまとってNBAのタイトルを獲得した選手でした。
レイカーズは開幕早々ウォリアーズを破るなど、上昇の兆しを見せています。
ここ数年は成績がふるいませんでしたが、そのぶんドラフトで有望な若手を獲得することができています。彼らが期待通りの成長を遂げれば、ふたたびプレーオフでこの黄金のユニフォームを目にする日も近いでしょう。
そして、いつの日か永久欠番のユニフォームがホームアリーナに掲げられる偉大な選手が出てくるに違いありません。多くのバスケファンもそう願っています。