NBAのユニフォームのデザインは多くの人に注目されています。世界最高レベルのバスケット選手たちが身に纏い、我々をあっと驚かせるようなプレーを見せることで、ユニフォーム自体も多くのバスケットボールファンの憧れの的となるのです。
ユニフォームの特徴を形作る要素は、色や切り替えなどのデザイン、ナンバーやチーム名などのフォントなど様々なものがありますが、近年のユニフォームは首元の襟に趣向を凝らしたものが増えてきています。NBAユニフォームの襟の形は、大きく分けて4つに分類できそうです。いまから一つずつその特徴を見てみましょう。
伝統的な襟―Uネック―
昔のバスケットユニフォームと言えばランニングシャツ。襟と言えばUネックが定番でした。マジックジョンソンもマイケル・ジョーダンもみなこのようなデザインのユニフォームで素晴らしいプレーを観客に見せてくれましたね。
現在も伝統的なUネックスタイルのユニフォームは残っています。シカゴ・ブルズやボストン・セルティックスのような古豪、そして昨年の王者であるクリーブランド・キャバリアーズなどが代表的です。
歴史あるチームのユニフォームに採用されているだけあって、いまでも根強い人気を誇ってはいるのですが、NBAではこのデザインは少数派になりつつあります。復刻版のユニフォームで復活するのを楽しみにしている人もいるかもしれません。
現在の主流―Vネック―
現在のNBAのユニフォームの主流をなすのは間違いなくVネックです。スパーズもロケッツもサンダーもみなVネック。直線的なラインは選手の凜々しさを際立たせます。
Vネックのユニフォームデザインは縁取りによっていくつかのバリエーションが生まれています。たとえばマイケル・ジョーダンがオーナーを務めることでも有名な、シャーロット・ホーネッツのユニフォームを見てみましょう。
縁取りが胸元で左を前にして交差していますね。非常に細かい部分ではあるのですが、アクセントが効いていてクールですね。
胸元のアクセントは他にもあります。例えばVネックの胸元にロゴを入れているユニフォームです。
プレーオフの常連だった頃のフィラデルフィア・シクサーズのユニフォームです。
最近はミルウォーキー・バックスも同様のロゴを入れるようになりました。
メンフィス・グリズリーズのユニフォームようにミッドナイトブルーに逆三角形のゴールドでアクセントを加えると、ただのVネックのようには見えなくなりますね。
ロサンゼルス・クリッパーズはむしろ逆で、ユニフォームの胸元だけ縁取りを消すデザインを採用しています。
後半に続く
NBA バスケユニフォームの襟の形 | 後編
ページビジュアル wikipedia より