バスケ漫画といえば「SLUM DUNK(スラムダンク)」。そう思われる方も多いのではないでしょうか。国内発行1億2000万部を誇る大人気バスケ漫画です。1990年から週刊少年ジャンプで連載を開始し、連載中は中学校や高校でバスケ部の入部希望者が増えたという話もあります。
そんな名作が2018年に新装再編版として新たに発売されます。既存の全31巻の単行本を物語の節目ごとに全20巻に再構成し、カバーもすべて作者の井上雄彦先生が新作を描きおろしているようです。
スラムダンクに再び注目が集まっていますが、作中で登場する高校のユニフォームにはNBAのチームのユニフォームをモデルにしたものも多数あると言われています。そこで、実際にそのモデルになったユニフォームを見てみましょう。
NBAのユニフォームをモデルにしている高校たち
~湘北高校~
主人公の桜木花道や流川楓、赤木剛憲が在籍する湘北高校。真っ赤でシンプルなユニフォームが特徴です。
湘北高校のユニフォームは、マイケル・ジョーダンも所属していたシカゴ・ブルズをモデルにしていると言われています。ベースカラーの赤に衿周り、アームホール、パンツのウエスト部分、裾周りに白のラインが入ったシンプルなデザインです。桜木花道の赤髪とも相性が良さそうですね。
~翔陽高校~
作中では強豪校として描かれている翔陽高校。湘北高校とは対照的に全身グリーンのユニフォームです。
こちらは、ボストン・セルティックスがモデルになっています。べースカラーの鮮やかなグリーンとホワイトのラインとの組み合わせは爽やかさを感じますね。
~海南高校~
海南高校は17年連続でインターハイに出場しているかなりの強豪校です。インターハイを目指す湘北高校の壁として立ちはだかります。
海南高校のユニフォームのモデルになっているのは、ロサンゼルス・レイカーズです。パープルとイエローの独特な色の組み合わせが特徴です。ファッションとしてレイカーズのユニフォームを着用している人もいるほどおしゃれなユニフォームです。
実在するのはユニフォームだけじゃない!
今回はNBAチームをモデルにしているユニフォームに注目しましたが、他にも実際の高校のユニフォームをモデルにしているものもあります。物語の内容だけでなく、キャラクターの身に付けているものや細かいプレーなどに注目してみるのも、漫画の1つの楽しみ方だと思います。
また作中に登場するキャラクターはNBA選手をモデルにしていたり、高校も日本に実在する高校をモデルにしていたりと、所々にリアルさを感じる要素があります。このリアルさが、中高生がバスケを始めるきっかけになっているのかもしれませんね。
そんな若い選手を支援する「スラムダンク奨学金」というものがあります。スラムダンクの印税の一部などを原資として、アメリカへのバスケ留学を支援するプログラムです。すでにアメリカ留学を終えて日本代表として活躍している選手もいます。このプログラムによって、いつかスラムダンクに出てくるような素晴らしい選手たちが日本に実在するも近いのではないでしょうか!